科学的なレクで利用者様と職員さんの関係を良くする

2024.03.15

理不尽なことばに傷ついていませんか?

 

介助した時、

利用者様から「お前みたいなのが面倒みているから最悪だ。」と言われる。

 

「(なんでそんなこと言われなきゃいけないの?いやでも、病気だから仕方がない。我慢するしかない。)」

と自分に言い聞かせる。

 

介護業界で働くなかで、そんな理不尽な状況を経験したことはありませんか?

 

実は介護職員さんの8割が、このような暴言や「叩かれる」「蹴られる」といった暴力を

利用者様から受けた経験があるといいます。

 

 

 

「受け入れるしかない」と諦める

 

上記のような暴言や暴力の原因として多く挙げられるのは、

認知症の方に見られる「BPSD(behavioral and psychological symptoms of dementia)」

という症状です。「徘徊」や「物取られ妄想」もこれにあたります。

 

たとえ暴言や暴力を受けたとしても病気のせいで仕方がないし、

介護職員はただ受け入れるしかない…

それでいいのでしょうか?

 

この症状を少しでも抑えることが出来れば、

利用者様は落ち着いて生活が出来ますし、介護職員さんは余計なストレスなく仕事ができ、

両者にとってもより良い関係を築けると思いませんか?

 

 

 

科学的なレクで利用者様と職員さんの関係を良くする

 

施設で日常的に取り入れられている集団レクレーション。

体を動かすものから頭を使うものまで様々です。

 

このレクレーションを習慣的に行うと、

BPSDが軽減し、本人の心の安定に繋がった結果、

介護職員さんの負担が減ったという科学的データがあります。

 

さっそくたいよう六本松館で導入してみました。

 

 

 

風船バレーで本当に変わるのか?

 

今回たいよう六本松館で施設長はじめ、リーダーと協力しながら

「風船バレー」をまずは、週1回取り入れる試みを始めました。

 

「風船バレー」とは、風船をボール代わりにして楽しむゲームで、

車椅子の方でもアレンジ次第で楽しみながらリハビリできます。

10名ほどの利用者様で円形を作り、職員2名体制で行いました。

※実際の様子

 

 

 

不安が消えた

 

認知症のSさん。

朝からご家族様のことが気になり、不安な様子で落ち着きなく、

同じ質問を何度も繰り返していました。

職員さんは色んな業務がある中でじっくりと傍で話を聞きたいけれど、

1対1での対応は難しい。

 

そんなSさんに「みんなで風船バレーをするので行きましょ~!楽しいですよ~!!」と

笑顔でレクレーションの参加を提案。Sさんはしぶしぶ参加しました。

 

バレー後・・・

「とても面白かった!」と不安な様子は消え、笑顔も見られました。

すっかり落ち着きを取り戻したSさんをみて、職員さんもひと安心。

その後も穏やかに過ごされたそうです。

 

 

 

今、あなたは介護のプロとして利用者様に向き合えていますか?

 

毎日何十人もの利用者様の介助をする現場で、

利用者様ひとりひとりにじっくりと向き合う時間を作ることは

正直、難しいと思います。

 

業務に追われている中で話かけられた時、介助が重なってしまった時、

つい「少し待ってくださいね。」との声掛け。

 

「待たせてしまって申し訳ない」「時間があれば、もっとできたことがあったんじゃないかな?」

そう思ったことはありませんか?

 

今回、レクレーション1つにしても、利用者様や職員さんにとって

良い効果が得られることがわかりました。

たいようでは、利用者様ひとりひとりとじっくりと向き合う時間の確保が難しくても、

限られた時間と職員の人数で、本当に意味のあるサービスを提供したいと思っています。

 

あなたも介護のプロとして、

本当に利用者様のためになるサービスを提供したいと思いませんか?