「ありがとう」があふれる職場~遠賀館・奥苑施設長が届けるサンキューカード~

2025.09.09

~遠賀館・奥苑施設長が届けるサンキューカード~

 

こんにちは。

遠賀館 採用担当の竹内です。

 

今日は私が大好きな遠賀館の取り組みを一つ紹介させてください。

それが施設長の奥苑さんが続けている

「サンキューカード」という、小さなけれど温かい習慣です。

 

 

「言葉にするのって、難しいからこそ…」

 

介護の仕事って、どうしても

「やって当たり前」

と思われがちで、誰かが良いことをしてくれても、気づいても声に出せないことってありますよね。

 

「あとで言おうと思ってたけど、タイミング逃したな…」

なんて経験、私にもあります。

 

だからこそ、奥苑施設長は考えました。

「だったら自分から“ありがとう”を届けよう」と。

サンキューカードは、そんな思いから始まりました。

 

「仕事じゃないところ」に目を向ける

 

このカードのちょっと珍しいところは、

“業務以外のこと”に感謝を伝えている点です。

たとえば――

 

ゴミを拾ってくれていた

玄関や面会室をいい香りにしてくれた

明るいあいさつで職場を元気にしてくれた

 

どれも「指示されたこと」ではないけれど、

誰かがやってくれているからこそ、毎日が気持ちよく回っている。

 

奥苑さんは、そういう「さりげない気づかい」に気づいて、

カードにして言葉にして、ちゃんと届けてくれるんです。

 

実際にもらった職員さんの声

 

たとえば、常国さん(仮名)。

 

玄関や面会室に、手作りの“匂いポット”を置いてくれました。

誰かに頼まれたわけではなく、「みんなが気持ちよく過ごせるように」と思って行動してくれたものです。

 

 

その行動に対して届いたのが

「玄関と面会室をいい香りにしてくれてありがとう」

という、奥苑さんからのサンキューカード。

 

常国さんは言いました。

「急にカードが入っていてびっくりしましたけど、自分の気遣いに気づいてもらえて嬉しかったです。」

 

この一言が、職場の空気をふっとやわらかくしてくれた気がしました。

 

評価じゃない、「気持ち」で伝えたい

 

奥苑さんはこう話します。

 

「仕事のことを褒めると、逆にプレッシャーになってしまうこともある。だからこそ、“その人らしさ”に気づいて、気持ちとして伝えたいんです。」

このサンキューカードは、

“見られている”じゃなくて“見てくれている”と感じられる、そんな取り組みなんです。

 

そして今

 

誰かの気づかいが、ちゃんと伝わる。「ありがとう」が、当たり前みたいに交わされる。

そんな毎日を、自分の職場にできたら

そう思った方には、遠賀館がぴったりかもしれません